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文献詳細

雑誌文献

胃と腸54巻5号

2019年05月発行

文献概要

増刊号 消化管疾患の分類2019—使い方,使われ方 胃 胃ポリープ

中村(卓)分類〔Nakamura's Classification〕

著者: 久礼里江1 中村真一2

所属機関: 1東京女子医科大学消化器内科 2東京女子医科大学消化器内視鏡科

ページ範囲:P.636 - P.637

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分類の定義
 中村(卓)1)は,“胃ポリープとは胃粘膜上皮の異常増殖に基づく隆起性病変である.形状は有茎,無茎を問わないが,周囲から判然と識別できる隆起であることを条件とする.また良性を前提とするが,一部に癌巣を伴ういわゆる癌化例はこれに包含する”と定義している.
 中村(卓)分類は胃ポリープを臨床に即して病理組織学的に分類したものである.

参考文献

1)中村卓次.胃ポリープの病理.日消誌 77:1124-1132, 1980
2)中村卓次.胃ポリープの悪性変化—病理組織学的分類との関連.胃と腸 3:737-747, 1968
3)佐野量造.胃疾患の臨床病理.医学書院,1974
4)Nakamura K, Sugano H, Takagi K, et al. Histopathological study on early carcinoma of the stomach:criteria for diagnosis of atypical epithelium. Gan 57:613-620, 1966
5)福地創太郎,望月孝規.胃隆起性病変の診断におけるFGS生検の意義.Gastroenterol Endosc 9:105-107, 1967

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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