icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸54巻5号

2019年05月発行

文献概要

増刊号 消化管疾患の分類2019—使い方,使われ方 胃 胃癌

胃生検のGroup分類とWHOのIEN/dysplasia分類〔Group Classification and WHO IEN/Dysplasia Classification of Gastric Biopsy〕

著者: 松原亜季子1 九嶋亮治2

所属機関: 1滋賀医科大学附属病院病理診断科 2滋賀医科大学臨床検査医学講座(附属病院病理診断科)

ページ範囲:P.652 - P.653

文献購入ページに移動
定義
1.Group分類
 本邦独自の胃生検組織診断分類で,上皮性病変を対象とし,Group 1〜5とGroup Xの6つに分ける1)
2.IEN/dysplasia分類
 国際的に広く使用されているWHO分類2)で採用されている分類法である.dysplasiaとは病理組織学的に上皮性腫瘍と診断できる(unequivocal neoplasia)もので間質浸潤が明らかでないものを指す.

参考文献

1)日本胃癌学会(編).胃癌取扱い規約,第15版.金原出版,2017
2)Bosman FT, Carneiro F, Hruban RH, et al(eds). WHO Classification of Tumours of the Digestive System, 4th ed. IARC, Lyon, 2010
3)Schlemper RJ, Riddell R, Kato Y, et al. The Vienna classification of gastrointestinal epithelial neoplasia. Gut 47:251-255, 2000
4)九嶋亮治.胃生検組織診断分類Group 2, 3, 4の現状と実際:解説とまとめ.胃と腸 47:217-233, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら