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文献詳細

雑誌文献

胃と腸54巻5号

2019年05月発行

増刊号 消化管疾患の分類2019—使い方,使われ方

小腸・大腸 薬剤性腸炎

その他(collagenous colitis,抗癌薬関連など)〔Drug-induced Enterocolitis〕

著者: 河内修司1 蔵原晃一2

所属機関: 1千早病院消化管内科 2松山赤十字病院胃腸センター

ページ範囲:P.752 - P.753

文献概要

定義
 薬剤性腸炎(薬剤性腸病変)とは投与された薬剤に関連して発症する腸管粘膜病変と定義される.その診断基準として,①発症前からの薬剤使用歴の確認,②感染性腸炎の否定,③薬剤中止後の腸病変改善の確認,の3項目が挙げられ1),さまざまな薬剤による多彩な薬剤性腸炎が報告されている.

参考文献

1)Bockus HL. Gastroenterology, 5th ed, vol. 2. WB Saunders, Philadelphia, pp 1657-1671, 1995
2)Cappell MS. Colonic toxicity of administered drugs and chemicals. Am J Gastroenterol 99:1175-1190, 2004
3)八尾隆史.虚血性腸炎,薬剤性腸炎.胃と腸 51:960-967, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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