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今月の主題 小腸腫瘍アトラス 症例アトラス
神経内分泌細胞腫瘍(カルチノイド)
著者: 森山智彦12 川床慎一郎3 鳥巣剛弘2
所属機関: 1九州大学病院国際医療部 2九州大学大学院医学研究院病態機能内科学 3九州大学大学院医学研究院形態機能病理学
ページ範囲:P.1374 - P.1376
文献購入ページに移動小腸の神経内分泌細胞腫瘍(neuroendocrine tumor ; NET)はカルチノイドと称されていた腫瘍で,全消化管NETの中で小腸NETが占める割合は4%程度と低い.空腸よりも回腸に多く認められ,小腸NETの30%は病変が多発すると報告されている1).核分裂像と細胞増殖能に基づいてGrade 1(NET G1)とGrade 2(NET G2)に分類されるが,大部分は細胞増殖能が低いNET G1である2).
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