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文献詳細

雑誌文献

胃と腸55巻11号

2020年10月発行

文献概要

今月の主題 小腸腫瘍アトラス 症例アトラス

転移性小腸腫瘍(肺癌)

著者: 前川聡1 上堂文也1 北村昌紀2

所属機関: 1大阪国際がんセンター消化管内科 2大阪国際がんセンター病理・細胞診断科

ページ範囲:P.1378 - P.1379

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概念の概念
 転移性小腸腫瘍は小腸悪性腫瘍の中でも頻度が低く,Mitsuiら1)は本邦にてダブルバルーン内視鏡検査で診断された小腸腫瘍144例を検討し,転移性小腸腫瘍は9.0%であったと報告している.渡辺ら2)は転移性小腸腫瘍102例における原発部位を検討し,肺癌が58%で最多であったと報告している.

参考文献

1)Mitsui K, Tanaka S, Yamamoto H, et al. Role of double-balloon endoscopy in the diagnosis of small-bowel tumors:the first Japanese multicenter study. Gastrointest Endosc 70:498-504, 2009
2)渡辺憲治,森本謙一,谷川徹也,他.小腸腫瘍性疾患—転移性腫瘍.胃と腸 43:570-574, 2008
3)原岡誠司,岩下明德,中山吉福.病理から見た消化管転移性腫瘍.胃と腸 38:1755-1771, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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