文献詳細
今月の主題 小腸腫瘍アトラス
症例アトラス
文献概要
疾患の概念
GIST(gastrointestinal stromal tumor)は消化管で最も頻度の高い間葉系腫瘍であり,Cajal介在細胞に由来すると考えられている.小腸のGISTでは,ほとんどがKIT免疫染色陽性でc-kit遺伝子変異を示すが,CD34は約半数で陰性ないし部分的な陽性を示す.通常は腫瘍が大きくなり出血や腹痛を来して診断されるが,偶発的に発見されることも多い1).
GIST(gastrointestinal stromal tumor)は消化管で最も頻度の高い間葉系腫瘍であり,Cajal介在細胞に由来すると考えられている.小腸のGISTでは,ほとんどがKIT免疫染色陽性でc-kit遺伝子変異を示すが,CD34は約半数で陰性ないし部分的な陽性を示す.通常は腫瘍が大きくなり出血や腹痛を来して診断されるが,偶発的に発見されることも多い1).
参考文献
1)松田圭二,塚本充雄,福島慶久,他.小腸悪性腫瘍の診断と治療—GIST.胃と腸 48:1446-1460, 2013
2)平井郁仁,松井敏幸,八尾恒良,他.消化管の平滑筋性腫瘍,神経性腫瘍,GISTの診断と治療—腸.胃と腸 39:561-573, 2004
掲載誌情報