文献詳細
今月の主題 小腸腫瘍アトラス
症例アトラス
文献概要
疾患の概念
MLP(multiple lymphomatous polyposis)は,悪性リンパ腫細胞から成るポリープ様病変が消化管の広範囲に多発し,ポリポーシスの状態を呈するものである1).濾胞性リンパ腫(follicular lymphoma ; FL)とマントル細胞リンパ腫(mantle cell lymphoma ; MCL)で多くみられる2).本来,消化管原発のものに対する用語であったが,病変の肉眼形態を指して“MLP”,“MLP様病変”として取り扱われている3).
MLP(multiple lymphomatous polyposis)は,悪性リンパ腫細胞から成るポリープ様病変が消化管の広範囲に多発し,ポリポーシスの状態を呈するものである1).濾胞性リンパ腫(follicular lymphoma ; FL)とマントル細胞リンパ腫(mantle cell lymphoma ; MCL)で多くみられる2).本来,消化管原発のものに対する用語であったが,病変の肉眼形態を指して“MLP”,“MLP様病変”として取り扱われている3).
参考文献
1)Cornes JS. Multiple lymphomatous polyposis of the gastrointestinal tract. Cancer 14:249-257, 1961
2)中村昌太郎,松本主之,池上幸治,他.空・回腸悪性リンパ腫168例の臨床病理学的特徴—X線・内視鏡所見を中心に.胃と腸 48:1461-1473, 2013
3)平田一郎.大腸疾患アトラス—非限局性病変・多発病変:隆起生病変MLP Multiple lymphomatous polyposis.消内視鏡 26:2034-2035, 2014
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