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今月の主題 小腸腫瘍アトラス 症例アトラス
悪性リンパ腫—IPSID
著者: 中村昌太郎1 松本主之1
所属機関: 1岩手医科大学医学部内科学講座消化器内科消化管分野
ページ範囲:P.1394 - P.1395
文献購入ページに移動IPSID(immunoproliferative small intestinal disease)は,地中海型リンパ腫,α鎖病とも呼称され,小腸の広範囲にびまん性病変を来すMALT(mucosa-associated lymphoid tissue)リンパ腫の特殊型である.中近東や地中海沿岸諸国で高頻度にみられ,本邦ではまれである.病因としてCampylobacter jejuni感染の関与を示唆する報告がある.
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