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文献詳細

雑誌文献

胃と腸55巻11号

2020年10月発行

文献概要

今月の主題 小腸腫瘍アトラス 症例アトラス

PCI

著者: 冬野雄太1 鳥巣剛弘1 江﨑幹宏2

所属機関: 1九州大学大学院医学研究院病態機能内科学 2佐賀大学医学部内科学講座消化器内科

ページ範囲:P.1426 - P.1427

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疾患の概念
 腸管嚢腫様気腫症(pneumatosis cystoides intestinalis ; PCI)は腸管壁の粘膜下や漿膜下に含気性嚢胞が多発する比較的まれな疾患である1).続発性が大半を占め,腸管内圧の上昇,ガス産性菌の増加(特にαグルコシダーゼ阻害薬の内服時),化学薬品(トリクロロエチレン)への慢性曝露,肺気腫からの進展,などが原因として挙げられる2)

参考文献

1)Koss LG. Abdominal gas cysts(pneumatosis cystoides intestinorum hominis) ; an analysis with a report of a case and a critical review of the literature. AMA Arch Pathol 53:523-549, 1952
2)吉野修郎,堺勇二,小林広幸,他.腸管嚢腫様気腫症.胃と腸 43:672-678, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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