文献詳細
今月の主題 いま知っておきたい食道良性疾患
主題
—食道良性腫瘍および腫瘍様病変の診断—過角化,錯過角化,表皮化
著者: 岩上裕吉1 石原立1 河野光泰1 福田弘武1 嶋本有策1 大森正泰1 中平博子1 松浦倫子1 七條智聖1 前川聡1 金坂卓1 竹内洋司1 東野晃治1 上堂文也1 北村昌紀2
所属機関: 1大阪国際がんセンター消化管内科 2大阪国際がんセンター病理・細胞診断科
ページ範囲:P.282 - P.285
文献概要
hyperkeratosis(過角化)およびhyperparakeratosis(錯過角化)は病理組織学的な用語であり,病理組織学的所見を表現する際に使用される.一方,epidermization(表皮化)は,白色調隆起性病変の鑑別疾患として挙げられるように,疾患単位として使用される.しかし,hyperkeratosisおよびhyperparakeratosisとepidermizationは,混同して使用されることが多い.本稿では,病理組織学的所見を表現する,hyperkeratosis,hyperparakeratosisについて述べた後,epidermizationという疾患について概説する.
参考文献
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