文献詳細
文献概要
--------------------
編集後記
著者: 小山恒男1
所属機関: 1佐久医療センター内視鏡内科
ページ範囲:P.347 - P.347
文献購入ページに移動 本号は55巻3号である.本誌が発刊された当初は胃潰瘍,胃癌の話題が多く,誌名も「胃と腸」と“腸”という字が小さかった.しかし,次第に炎症性腸疾患や大腸癌の企画が取り上げられ,“腸”の活字も大きくなり「胃と腸」誌になった.一方,食道はいまだに誌名に反映されていないが,本誌は食道疾患の診断と治療の進化に貢献してきた.
過去の企画を振り返ってみたが,食道良性腫瘍の企画は意外に少なく,2008年に43巻3号として「まれな食道良性腫瘍および腫瘍様病変」が企画されていた.このときは吉田操が序説を,幕内博康が「まれな食道良性腫瘍および腫瘍様病変の分類と頻度」として主題論文を報告した.あれから12年が経過し,内視鏡画像は大きく進歩した.また,H. pylori感染率の低下,肥満の増加などの影響から,上部消化管の疾患体系は大きく変化した.また,HRM(high resolution manometry)の開発,普及に伴い,食道運動機能障害の研究が大きく進んだ.そこで,今回は新井,竹内とともに「いま知っておきたい食道良性疾患」という企画を行った.執筆者は吉田,幕内らから薫陶を受けた,当時の若者(?)たちである.
過去の企画を振り返ってみたが,食道良性腫瘍の企画は意外に少なく,2008年に43巻3号として「まれな食道良性腫瘍および腫瘍様病変」が企画されていた.このときは吉田操が序説を,幕内博康が「まれな食道良性腫瘍および腫瘍様病変の分類と頻度」として主題論文を報告した.あれから12年が経過し,内視鏡画像は大きく進歩した.また,H. pylori感染率の低下,肥満の増加などの影響から,上部消化管の疾患体系は大きく変化した.また,HRM(high resolution manometry)の開発,普及に伴い,食道運動機能障害の研究が大きく進んだ.そこで,今回は新井,竹内とともに「いま知っておきたい食道良性疾患」という企画を行った.執筆者は吉田,幕内らから薫陶を受けた,当時の若者(?)たちである.
掲載誌情報