文献詳細
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文献概要
本号は,病理医からは新井,臨床医から竹内と筆者が企画を担当した.
従来,上部消化管内視鏡スクリーニング検査における咽頭部は,食道から胃内へ挿入する際のただの通過点でしかないという認識から,内視鏡機器の発達に伴い,より詳細に観察可能となり,この部位に対する検者の意識が変容したのも事実である.しかし,現状では対策型胃内視鏡検診の普及に伴い,通常の診療の場から検診の場に内視鏡検査が導入され,胃癌や食道癌の拾い上げには大きな福音をもたらしたが,いわゆる消化管としての認識が低い咽頭部の観察がいまだ疎かになりがちであることも事実である.
従来,上部消化管内視鏡スクリーニング検査における咽頭部は,食道から胃内へ挿入する際のただの通過点でしかないという認識から,内視鏡機器の発達に伴い,より詳細に観察可能となり,この部位に対する検者の意識が変容したのも事実である.しかし,現状では対策型胃内視鏡検診の普及に伴い,通常の診療の場から検診の場に内視鏡検査が導入され,胃癌や食道癌の拾い上げには大きな福音をもたらしたが,いわゆる消化管としての認識が低い咽頭部の観察がいまだ疎かになりがちであることも事実である.
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