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編集後記 フリーアクセス
著者: 小野裕之1
所属機関: 1静岡県立静岡がんセンター内視鏡科
ページ範囲:P.1731 - P.1731
十二指腸癌の発生頻度は,本邦では10万人あたり2.4人と比較的まれであり,その他の悪性腫瘍の頻度も少ないため,かつては内視鏡診断においてそれほど関心を向けられていなかった.また,内視鏡治療においても技術的に難易度が高いことと,膵液や胆汁などの消化液に濃厚に曝露される部位であり,合併症が多いことから適応は限定的であり,やはり内視鏡医の目は他の消化管に向きがちだったことは否めない.
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