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文献詳細

雑誌文献

胃と腸56巻3号

2021年03月発行

文献概要

今月の主題 内視鏡医も知っておくべき病理診断リファレンス—下部消化管腫瘍 主題

下部消化管腫瘍病理診断において病理医が臨床医に求めるもの

著者: 海崎泰治1

所属機関: 1福井県立病院病理診断科

ページ範囲:P.274 - P.280

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要旨●病理診断は,消化管疾患の診療において重要な役割を果たしている.しかし,病理診断には検体の採取や提出,検体の作成,診断のプロセスなど,種々の限界が存在する.臨床医はそれらの限界について十分に理解したうえで検体を提出し,病理診断を読み解く必要がある.病理診断の限界を突破する鍵は,臨床医と病理医との連携と意思疎通である.

参考文献

1)二村聡,萱嶋善行.上部消化管腫瘍病理診断において病理医が臨床医に求めるもの.胃と腸 55:369-373, 2020
2)根本哲生,立石陽子.食道表在癌における拡大内視鏡所見と病理組織学的所見の検討.胃と腸 53:1353-1360, 2018
3)八尾隆史,菅井有,岩下明德,他.大腸SSA/Pの病理組織学的特徴と診断基準—大腸癌研究会プロジェクト研究から.胃と腸 46:442-448, 2011
4)八尾隆史.症例診断の解説とまとめ.胃と腸 54:1509-1526, 2019
5)関根茂樹.腫瘍の鑑別に用いられる抗体(各臓器別)—大腸.病理と臨 38(臨増):107-112, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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