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文献詳細

雑誌文献

胃と腸56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021 食道 診断

食道の解剖

著者: 平澤大1 赤平純一2

所属機関: 1仙台厚生病院消化器内科 2仙台厚生病院病理診断・臨床検査科

ページ範囲:P.542 - P.542

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食道の区分
 食道は咽頭と胃を繋ぐ細長い直線的な管腔臓器である.食道の区分はFig.1 1)の通り,口側からCe,Ut,Mt,Lt,Aeと定められている.内視鏡的には,Phの柵状血管下端がO(輪状軟骨下縁レベル)にあたり,食道遠位側の柵状血管下端がEGJに相当する.Oは食物通過時以外は内腔が閉鎖しているので,内視鏡的に確認するにはフードをつけるなどの工夫が必要である.食道は3か所の生理的狭窄部を有し,それぞれO,大動脈ならびに左主気管支と食道の交差する部位(Mt領域内),食道裂孔部(ほぼEGJに一致)である.

参考文献

1)日本食道学会(編).臨床・病理食道癌取扱い規約,第11版.金原出版,2015
2)Inoue H, Honda T, Yoshida T, et al. Ultra-high magnification endoscopy of the normal esophageal mucosa. Dig Endosc 8:134-138, 1996
3)Kumagai Y, Kawada K, Yamazaki S, et al. Prospective replacement of magnifying endoscopy by a newly developed endocytoscope, the “GIF-Y0002”. Dis Esophagus 23:627-632, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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