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文献詳細

雑誌文献

胃と腸56巻5号

2021年05月発行

増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021

食道 診断

通常内視鏡:撮影法と拾い上げ診断

著者: 高木靖寛1

所属機関: 1芦屋中央病院内科

ページ範囲:P.548 - P.549

文献概要

内視鏡所見による食道の解剖
 食道は食道入口部から食道胃接合部(esophagogastric junction ; EGJ)までの約25cmの管腔臓器で,生理的狭窄部が3か所ある.第1狭窄部は上部食道括約筋に相当する食道入口部で切歯列から18cm付近,第2狭窄部は大動脈弓と左主気管支による圧排部で27〜28cmに位置する(Fig.1).第3狭窄部はEGJで下部食道括約筋部に相当する.食道の上端(Fig.2)と下端には柵状血管が観察され,EGJはこの柵状血管の下端もしくは胃側からのひだの上端と定義される.

参考文献

1)門馬久美子,吉田操,山田義也,他.粘膜癌を発見するための内視鏡検査.胃と腸 30:337-345, 1995
2)島田英雄,幕内博康,小澤壯治,他.見落とさない食道観察法—コツと対策.消内視鏡 22:951-959, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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