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文献詳細

雑誌文献

胃と腸56巻5号

2021年05月発行

増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021

食道 診断

通常内視鏡:癌の診断と鑑別診断

著者: 都宮美華1 有馬美和子1

所属機関: 1埼玉県立がんセンター内視鏡科

ページ範囲:P.552 - P.553

文献概要

 表在型食道扁平上皮癌の通常内視鏡観察は,まず病変の拡がりと病型を診断する.病変を構成する隆起や陥凹成分の大きさ・形態,個数と配列などを把握し,空気量や観察角度も変えながら動的に観察する.本稿では表在型食道扁平上皮癌の通常観察の要点と,鑑別を要する病変との相違点について病型ごとに解説する.

参考文献

1)有馬美和子,都宮美華.ここまで進んだ食道がんの内視鏡診断と治療.診断と治療 103:187-192, 2015
2)日本食道学会(編).食道癌取扱い規約,第11版.金原出版,2015
3)千野修,幕内博康,島田英雄,他.内視鏡的肉眼形態と病理組織学的所見からみた0-IIa型食道表在癌の発育進展に関する臨床病理学的検討.胃と腸 47:1369-1382, 2012
4)泉川孝一,稲葉知己,水川翔,他.服薬指導が有用であったダビガトランによる薬剤性食道潰瘍2例.日消誌 111:1096-1104, 2014
5)門馬久美子,藤原純子,加藤剛,他.隆起型食道腫瘍の鑑別診断—内視鏡の立場から.胃と腸 48:292-307, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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