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文献詳細

雑誌文献

胃と腸56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021 食道 治療

PDT

著者: 渡邊崇1 矢野友規1

所属機関: 1国立がん研究センター東病院消化管内視鏡科

ページ範囲:P.572 - P.573

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 光線力学的療法(photodynamic therapy ; PDT)は,化学放射線療法または放射線療法後の局所遺残再発食道癌で,内視鏡的切除(EMR/ESD)が不可能,または外科的手術適応がない患者に対する治療として行われる.PDTの適応に関してはFig.1に示した通りである.本治療では,光感受性物質であるレザフィリン®投与後に病変部にレーザー光を照射することで,光化学反応を惹起し,腫瘍を壊死させる.

参考文献

1)矢野友規,武藤学.食道癌に対する光線力学療法(PDT:photodynamic therapy).Gastroenterol Endosc 59:2740-2749, 2017
2)山本陽一,矢野友規.光線力学療法(PDT)用剤タラポルフィンナトリウム(レザフィリン).臨消内科 31:1526-1531, 2016
3)Hatogai K, Yano T, Kojima T, et al. Salvage photodynamic therapy for local failure after chemoradiotherapy for esophageal squamous cell carcinoma. Gastrointest Endosc 83:1130-1139, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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