文献詳細
文献概要
増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021 胃 診断
胃造影:撮影法
著者: 松本主之1
所属機関: 1岩手医科大学医学部内科学講座消化器内科消化管分野
ページ範囲:P.596 - P.597
文献購入ページに移動特徴
かつては,胃癌の診断法として最初に習得すべき検査法であった.現在でもスクリーニングの検査法として胃がん検診に用いられているが,むしろ既知の胃病変の精密検査法として施行されることが多い.病変が胃前後壁とともに平面像として表現されるため,読影にコツを要する.しかし,美麗に撮影できれば,粗大病変のみならず,小病変の診断にも有用である.術者の技量が画像の質や読影に反映されるため,経験と知識を要する検査法の一つと言える.
かつては,胃癌の診断法として最初に習得すべき検査法であった.現在でもスクリーニングの検査法として胃がん検診に用いられているが,むしろ既知の胃病変の精密検査法として施行されることが多い.病変が胃前後壁とともに平面像として表現されるため,読影にコツを要する.しかし,美麗に撮影できれば,粗大病変のみならず,小病変の診断にも有用である.術者の技量が画像の質や読影に反映されるため,経験と知識を要する検査法の一つと言える.
掲載誌情報