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増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021 胃 診断
拡大内視鏡の理論と基本手技
著者: 東佑香1 平澤俊明1
所属機関: 1がん研有明病院上部消化管内科
ページ範囲:P.610 - P.611
文献購入ページに移動 拡大内視鏡では,内視鏡像を80倍まで光学拡大観察し,狭帯域光(narrow band imaging ; NBI)観察を併用することで,表面微細構造および微小血管構築像を観察することができる.胃癌の正確な診断を下し,内視鏡像と病理組織像の一対一対応を行うためには,出血がなくブレのない内視鏡像を撮影する必要がある.本稿では,胃癌診断におけるNBI併用拡大観察の基本的な理論と手技について述べる.
参考文献
1)Yao K, Anagnostopoulos GK, Ragunath K. Magnifying endoscopy for diagnosing and delineating early gastric cancer. Endoscopy 41:462-467, 2009
2)Yao K, Uedo N, Kamada T, et al. Guidelines for endoscopic diagnosis of early gastric cancer. Dig Endosc 32:663-698, 2020
3)八尾建史.第5章胃拡大内視鏡テクニックの基本.八尾建史(著).動画で学ぶ胃拡大内視鏡テクニック.日本メディカルセンター,pp 31-39, 2012
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