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文献詳細

雑誌文献

胃と腸56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021 胃 治療

PDT

著者: 小野裕之1

所属機関: 1静岡県立静岡がんセンター内視鏡科

ページ範囲:P.643 - P.643

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 胃癌に対する光線力学的治療(photodynamic therapy ; PDT)は,腫瘍特異的親和性を有するポルフィマーナトリウム(フォトフリン®)を,治療の48〜72時間前に患者に注射にて投与した後,エキシマダイレーザーを用いて波長630nmの赤色光を病変に照射し,一重項酸素(活性酸素の一種)を発生させ,腫瘍を変性壊死させる治療法である.

参考文献

1)三村征四郎.早期食道癌,早期胃癌に対するPDT.加藤治文(監),奥仲哲弥(編).PDTハンドブック,医学書院,pp 27-42, 2002
2)Oinuma T, Nakamura T, Nishiwaki Y. Report on the national survey of photodynamic therapy(PDT)for gastric cancer in Japan. Laser Ther 25:87-98, 2016
3)Mimura S, Ito Y, Nagayo T, et al. Cooperative clinical trial of photodynamic therapy with photofrin II and excimer dye laser for early gastric cancer. Lasers Surg Med 19:168-172, 1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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