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文献詳細

雑誌文献

胃と腸56巻5号

2021年05月発行

増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021

胃 治療

PEG(Pull法)

著者: 日下部俊朗1 長岡康裕1

所属機関: 1医療法人東札幌病院消化器内科

ページ範囲:P.655 - P.655

文献概要

Pull法の特徴
 経皮内視鏡的胃瘻造設術(percutaneous endoscopic gastrostomy ; PEG)の一つであるPull法は1979年にPonskyら1)により考案された方法で(報告は1980年),Introducer原法と比較して穿刺針が細く,一期的に太いカテーテルを留置でき,カテーテル逸脱の危険も少なく,手技として安定した方法である.欠点として,造設時に咽頭などの細菌がカテーテルに付着するため,瘻孔感染の頻度が高い.これを克服するため,オーバーチューブを装着したキットも発売されている.また,一期的にボタン型の胃瘻を造設できるキットもある.

参考文献

1)MW Gauderer, JL Ponsky, RJ Izant Jr. Gastrostomy without laparotomy:a percutaneous endoscopic technique. J Pediatr Surg 15:872-875, 1980

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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