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増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021
十二指腸 診断
文献概要
十二指腸造影は病変の質的診断,隣接臓器との関係などを評価するために施行する.十二指腸は蠕動著明かつ皺襞が錯綜している臓器のため,情報量の多い画像を撮影するためには鎮痙薬を用いて低緊張状態にし,スムーズかつ手早く検査を行う必要がある1)〜3).本稿では低緊張性十二指腸造影の撮影法と読影手順について述べる.
参考文献
1)中澤三郎.低緊張性十二指腸造影法.白壁彦夫,市川平三郎(編).消化管X線読影講座.金原出版,pp 23-50, 1971
2)江﨑幹宏,松本主之,飯田三雄.低緊張性十二指腸造影.胃と腸 43:1103-1106, 2008
3)斉藤裕輔,垂石正樹,小林裕,他.十二指腸X線造影—低緊張性十二指腸造影を中心に.胃と腸 54:1243-1252, 2019
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