文献詳細
増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021
小腸 治療
文献概要
内視鏡の挿入
内視鏡処置全般に共通することであるが,すべての処置は病変を最も処置に適した部位に配置することから始まる.処置を見据えた小腸内視鏡検査にはballoon assisted enteroscopyが用いられるが,通常の上部・下部内視鏡に比べると,内視鏡挿入自体の難易度が高いことも多く,また術後腸管ではその難易度もさらに高度となる.詳細は小腸内視鏡挿入に関する報告1)を参照いただくこととするが,病変への到達,さらに処置に適した位置取りが第一の難関となる.
内視鏡処置全般に共通することであるが,すべての処置は病変を最も処置に適した部位に配置することから始まる.処置を見据えた小腸内視鏡検査にはballoon assisted enteroscopyが用いられるが,通常の上部・下部内視鏡に比べると,内視鏡挿入自体の難易度が高いことも多く,また術後腸管ではその難易度もさらに高度となる.詳細は小腸内視鏡挿入に関する報告1)を参照いただくこととするが,病変への到達,さらに処置に適した位置取りが第一の難関となる.
参考文献
1)Yamamoto H, Sekine Y, Sato Y, et al. Total enteroscopy with a nonsurgical steerable double-balloon method. Gastrointest Endosc 53:216-220, 2001
2)Sakamoto H, Yamamoto H, Hayashi Y, et al. Nonsurgical management of small-bowel polyps in Peutz-Jeghers syndrome with extensive polypectomy by using double-balloon endoscopy. Gastrointest Endosc 74:328-333, 2011
掲載誌情報