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増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021 大腸 診断
画像強調拡大内視鏡(LCI)(腫瘍)
著者: 吉田直久1 井上健1 土肥統1
所属機関: 1京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学
ページ範囲:P.728 - P.729
文献購入ページに移動LCI(linked color imaging)はレーザー内視鏡(LASEREO,富士フイルム社製)の410nmおよび450nmの2つの短波長のレーザー光と,それにより励起された蛍光体により病変の血管や表面構造を強調できる観察法である1).BLI(blue laser image)-brightと同じレーザー出力バランスを用いてプロセッサー内で病変部と正常部の赤色と白色を強調することで色差を増し,より明るい視野で病変の視認性を向上させる.
一方で,2020年から本邦でも使用可能となったLED(light-emitting diode)内視鏡(ELUXEO,富士フイルム社製)においては,4つのLED光として,①violet,②blue-violet,③green,④redを用いており,独自の光のバランスと出力を適切に調整するmulti-light technologyによってLCIモードが可能となる1).
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