icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021 大腸 診断

CT Colonography

著者: 野﨑良一1 有馬浩美2

所属機関: 1大腸肛門病センター高野病院消化器内科 2大腸肛門病センター高野病院放射線科

ページ範囲:P.740 - P.741

文献購入ページに移動
 CTC(CT colonography)が大腸癌術前検査のみならず,大腸スクリーニングにおける画像診断法として注目されている.術前検査として,CTCは注腸X線造影検査(barium enema ; BE)にとって代わろうとしている.盲腸まで内視鏡で観察できない,いわゆる全大腸内視鏡検査(total colonoscopy ; TCS)不成功例に対しても,CTCは有用な検査法である.大腸スクリーニングについてみると,大腸がん検診の精密検査法として本格的導入が間近となっている1)
 本稿では大腸スクリーニング,大腸癌術前検査としてのCTCについて解説する.

参考文献

1)日本消化器がん検診学会大腸がん検診精度管理委員会.委員会報告—精密検査の手法として大腸CT検査の位置づけおよび必要条件と課題.日消がん検診誌 54:425-441, 2016
2)大腸ポリープ診療ガイドライン委員会.スクリーニング BQ2-7大腸腫瘍に対するCT colonographyの感度・特異度は?日本消化器病学会(編).大腸ポリープ診療ガイドライン2020,改訂第2版.南江堂,pp 18-19, 2020
3)野﨑良一,松本徹也,前崎孝之,他.腸管三次元CT診断の実際—大腸腫瘍におけるCTCの有用性—存在診断を中心に.胃と腸 47:34-45, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら