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増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021 大腸 治療
EBD
著者: 坂本琢1 吉永繁高1
所属機関: 1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
ページ範囲:P.778 - P.779
文献購入ページに移動EBD(endoscopic balloon dilation)は,侵襲性が比較的低く簡便な治療法であり,消化管狭窄に対する姑息的治療としての対象は広く考えられる.特に,腫瘍性病変に対する大腸癌外科治療や内視鏡治療〔主に広範囲の内視鏡的粘膜下層剝離術(endoscopic submucosal dissection ; ESD)〕,狭窄を伴う炎症性腸疾患が挙げられる.EBDの適応については,絶対的な条件は提示されていないのが現状であるが,以下のような条件が適応条件として挙げられる1)2).
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