文献詳細
増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021
大腸 治療
文献概要
EBDの対象
EBD(endoscopic balloon dilation)は,侵襲性が比較的低く簡便な治療法であり,消化管狭窄に対する姑息的治療としての対象は広く考えられる.特に,腫瘍性病変に対する大腸癌外科治療や内視鏡治療〔主に広範囲の内視鏡的粘膜下層剝離術(endoscopic submucosal dissection ; ESD)〕,狭窄を伴う炎症性腸疾患が挙げられる.EBDの適応については,絶対的な条件は提示されていないのが現状であるが,以下のような条件が適応条件として挙げられる1)2).
EBD(endoscopic balloon dilation)は,侵襲性が比較的低く簡便な治療法であり,消化管狭窄に対する姑息的治療としての対象は広く考えられる.特に,腫瘍性病変に対する大腸癌外科治療や内視鏡治療〔主に広範囲の内視鏡的粘膜下層剝離術(endoscopic submucosal dissection ; ESD)〕,狭窄を伴う炎症性腸疾患が挙げられる.EBDの適応については,絶対的な条件は提示されていないのが現状であるが,以下のような条件が適応条件として挙げられる1)2).
参考文献
1)小林清典,小川大志,勝又伴栄,他.大腸狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術.Gastroenterol Endosc 48:1252-1258, 2006
2)遠藤克哉,志賀永嗣,黒羽正剛,他.腸管狭窄に対するバルーン拡張のコツ.Gastroenterol Endosc 55:3617-3623, 2013
掲載誌情報