文献詳細
文献概要
増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021 大腸 治療
神経内分泌腫瘍に対するESMR-L
著者: 山﨑嵩之1 松田尚久12
所属機関: 1国立がん研究センター中央病院内視鏡科 2国立がん研究センター中央病院検診センター
ページ範囲:P.786 - P.787
文献購入ページに移動大腸の神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor ; NET)は,本邦では消化管NETの半数以上を占め,特に下部直腸(Rb)に好発する.
内視鏡治療は,転移のリスクが低いと判断される症例に対して適応となる.治療前に診断が可能な転移リスク因子としては,腫瘍径,深達度が挙げられ,本邦のガイドライン1)では腫瘍径1cm未満かつ深達度が粘膜下層(SM)までにとどまるものに内視鏡治療が推奨されている.
参考文献
掲載誌情報