文献詳細
文献概要
今月の主題 食道胃接合部腺癌の診断2021 主題症例
—症例から考える食道胃接合部腺癌の深達度診断—Case 1
著者: 波佐谷兼慶1 青柳裕之1 海崎泰治2
所属機関: 1福井県立病院消化器内科 2福井県立病院病理診断科
ページ範囲:P.968 - P.973
文献購入ページに移動患 者●60歳代,男性.
主 訴●胸やけ.
既往歴●特記事項なし.
嗜好歴●飲酒:機会飲酒程度,喫煙:10本/day×40年.
現病歴●胸やけを主訴に近医を受診した.内視鏡検査を施行したところ,食道胃接合部(esophagogastric junction ; EGJ)に異常を認め,生検にてadenocarcinomaが検出され,精査加療目的のため,当院を紹介され受診となった.
入院時現症●身長159cm,体重63.5kg,血圧132/80,脈拍66回/min,整.眼瞼結膜に貧血なし,眼球結膜に黄疸なし.胸部:呼吸音は清,雑音なし,心音はI音・II音正常.腹部:圧痛なし.下肢:浮腫なし.
入院時検査成績●血液検査:HPIgG抗体陰性.
参考文献
掲載誌情報