icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸56巻7号

2021年06月発行

文献概要

今月の主題 食道胃接合部腺癌の診断2021 主題症例

—症例から考える食道胃接合部腺癌の深達度診断—Case 1

著者: 波佐谷兼慶1 青柳裕之1 海崎泰治2

所属機関: 1福井県立病院消化器内科 2福井県立病院病理診断科

ページ範囲:P.968 - P.973

文献購入ページに移動
臨床情報
患 者●60歳代,男性.
主 訴●胸やけ.
既往歴●特記事項なし.
嗜好歴●飲酒:機会飲酒程度,喫煙:10本/day×40年.
現病歴●胸やけを主訴に近医を受診した.内視鏡検査を施行したところ,食道胃接合部(esophagogastric junction ; EGJ)に異常を認め,生検にてadenocarcinomaが検出され,精査加療目的のため,当院を紹介され受診となった.
入院時現症●身長159cm,体重63.5kg,血圧132/80,脈拍66回/min,整.眼瞼結膜に貧血なし,眼球結膜に黄疸なし.胸部:呼吸音は清,雑音なし,心音はI音・II音正常.腹部:圧痛なし.下肢:浮腫なし.
入院時検査成績●血液検査:HPIgG抗体陰性.

参考文献

1)高橋亜希子,小山恒男,久保俊之,他.表在型Barrett食道腺癌の深達度診断—現状と限界.消内視鏡 26:549-554, 2014
2)前田有紀,平澤大,原田喜博,他.Barrett食道癌の深達度診断.胃と腸 50:575-582, 2015
3)吉永繁高,小田一郎,田中優作,他.表在型Barrett食道癌の内視鏡診断.胃と腸 51:1311-1320, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?