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今月の主題 食道胃接合部腺癌の診断2021 主題症例
—症例から考える食道胃接合部腺癌の深達度診断—Case 2
著者: 竹内学1 渡辺玄2
所属機関: 1長岡赤十字病院消化器内科 2新潟県立がんセンター新潟病院病理診断科
ページ範囲:P.974 - P.980
文献購入ページに移動患 者●60歳代,男性.
主 訴●喉のつかえ感.
既往歴●20歳時外傷(側腹部刺傷).
嗜好歴●飲酒:ウイスキー水割り1杯/day(約40年),喫煙:40本/day(約40年,現在禁煙).
現病歴●近医で喉の違和感の精査目的に上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy ; EGD)を施行したところ食道胃接合部に異常を認め,2014年1月に精査目的に当科を紹介され,受診となった.
入院時現症●身長160cm,体重66kg,BMI 26kg/m2,眼瞼結膜に貧血なし,眼球結膜に黄疸なし,側腹部に手術痕あり.
入院時検査成績●H. pylori(Helicobacter pylori)培養陰性,便中H. pylori抗原陰性.
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