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文献詳細

雑誌文献

胃と腸56巻9号

2021年08月発行

今月の主題 「胃と腸」式 読影問題集—考える画像診断が身につく

読影問題集

食道 Case 3

著者: 小野陽一郎1 八尾建史2 二村聡3

所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器内科 2福岡大学筑紫病院内視鏡部 3福岡大学筑紫病院病理部・病理診断科

ページ範囲:P.1134 - P.1138

文献概要

臨床情報
60歳代,男性.主訴は胃のもたれ感.高血圧症に対して近医通院中であった(薬物療法:カンデサルタンシレキセチル錠).胃のもたれ感が持続するため,近医で上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy ; EGD)を施行したところ,食道胃接合部に隆起性病変を認め,精査加療目的で当科を紹介され受診した.前医検査から約1週間後に当院初回EGDを施行した.その翌日に食道造影検査,さらに2日後に超音波内視鏡検査(endoscopic ultrasonography ; EUS)による精査を行った.

参考文献

1)小澤俊文,渡辺秀紀,堀江裕子,他.食道胃接合部における炎症性ポリープの臨床病理学的検討.Gastroenterol Endosc 44:980-989, 2002
2)小澤俊文,和知栄子,海上雅光.胃ポリープの自然史とmalignant potential—食道・胃接合部に発生するポリープ.胃と腸 47:1247-1256, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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