文献詳細
今月の主題 「胃と腸」式 読影問題集—考える画像診断が身につく
読影問題集
食道 Case 3
著者: 小野陽一郎1 八尾建史2 二村聡3
所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器内科 2福岡大学筑紫病院内視鏡部 3福岡大学筑紫病院病理部・病理診断科
ページ範囲:P.1134 - P.1138
文献概要
60歳代,男性.主訴は胃のもたれ感.高血圧症に対して近医通院中であった(薬物療法:カンデサルタンシレキセチル錠).胃のもたれ感が持続するため,近医で上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy ; EGD)を施行したところ,食道胃接合部に隆起性病変を認め,精査加療目的で当科を紹介され受診した.前医検査から約1週間後に当院初回EGDを施行した.その翌日に食道造影検査,さらに2日後に超音波内視鏡検査(endoscopic ultrasonography ; EUS)による精査を行った.
参考文献
掲載誌情報