icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸57巻10号

2022年09月発行

文献概要

--------------------

編集後記 フリーアクセス

著者: 田中信治1

所属機関: 1広島大学大学院医系科学研究科内視鏡医学

ページ範囲:P.1351 - P.1351

 医学の進歩,超高齢社会,食生活の欧米化に伴い疾病構造は変化しつつあるが,大腸癌と炎症性腸疾患は増加を続けており,21世紀は大腸の時代とも言われている.近年の機器開発の進歩にはめざましいものがあり,画像強調内視鏡,拡大内視鏡,超拡大内視鏡,カプセル内視鏡,CT colonography,人工知能(AI)などについて学会でも活発な議論が行われている.
 早期大腸癌の治療に関しても,その病態解析の進歩から根治適応基準が拡大されつつあり,術前診断学の診断目標も変化してきている.それに伴い,注腸X線造影検査や超音波内視鏡検査(EUS)の新たな意義も注目されている.また,病理診断においても治療選択を意識した診断法が現れてきている.このような背景をもとに,本特集号では,大腸腫瘍に関する診断と治療におけるトピックスをモダリティー別に,外科と病理学的側面も含めて,最前線で活動している先生に執筆していただき,現時点での大腸腫瘍診療の最前線の状況を総括することを目的として本特集号が企画された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら