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文献詳細

雑誌文献

胃と腸57巻5号

2022年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 検査法・手技 腸

Endocytoscopy

著者: 森悠一1 工藤進英2

所属機関: 1オスロ大学医学部Institute of Health and Society 2昭和大学横浜市北部病院消化器センター

ページ範囲:P.508 - P.508

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本用語について
 超拡大内視鏡(Endocytoscopy ; EC)は,超高精度のoptical biopsyの実現を目的に開発された次世代内視鏡であり,520倍の接触拡大観察により病変の生きた細胞を直接観察できる軟性内視鏡である.2018年にオリンパス社よりCF-H290ECIが発売された(CF-H290ECI).
 ECの使用法は非常にシンプルで,ターゲットの病変を見つけたら,1.0%メチレンブルーで前染色し,内視鏡先端を病変に接触させ,ハンドレバーで拡大倍率を最大にするだけである.拡大内視鏡観察時に必要な細かいピント合わせは不要であり,初学者でも容易に扱える.

参考文献

1)Kudo SE, Wakamura K, Ikehara N, et al. Diagnosis of colorectal lesions with a novel endocytoscopic classification—a pilot study. Endoscopy 43:869-875, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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