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増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 検査法・手技 腸
カプセル内視鏡
著者: 澤田つな騎1 山村健史2 中村正直2
所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院光学医療診療部 2名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
ページ範囲:P.512 - P.512
文献購入ページに移動小腸CEの保険適用はもともと,“上部および下部消化管の検査を行っても原因不明の消化管出血を伴う患者”であったが,消化管の開通性を評価するためのデバイスであるPillCamTM patency capsule(Medtronic社製)が認可されて以降,PillCamTM SB3に関しては,“小腸疾患が既知または疑われる患者”ほぼすべてに適応拡大された1).そのため現在では,対象症例は小腸出血(Fig.1)のみならず,小腸の炎症性疾患や,腫瘍・ポリープなど,多岐にわたる.大腸CEの適応は大腸内視鏡検査が必要であるが,大腸ファイバースコピーの盲腸までの挿入が困難であった場合や困難が予測される場合,また,身体的負担により大腸ファイバースコピーが実施困難な場合などである2).
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