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文献詳細

雑誌文献

胃と腸57巻5号

2022年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 画像所見 食道

拡大観察に必要な食道の解剖用語

著者: 根本哲生1 竹内学2

所属機関: 1昭和大学横浜市北部病院臨床病理診断科 2長岡赤十字病院消化器内科

ページ範囲:P.518 - P.519

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 食道における拡大内視鏡観察では,NBI(narrow band imaging)やFICE(flexible spectral imaging color enhancement)といったデジタル処理を行った画像の観察により,血管走行のパターンやbackground colorationを評価することで,病変の範囲,組織型,深達度を推定する.本稿では,拡大観察で認識される血管に関連する解剖学用語を中心に解説する.食道粘膜の構造
 食道粘膜は扁平上皮層,粘膜固有層,粘膜筋板から成っている(Fig.1)1).これらの組織を栄養するために血管が存在する.

参考文献

1)根本哲生.消化管組織病理入門講座「食道」—正常と炎症性疾患.胃と腸 49:1906-1913, 2014
2)根本哲生,立石陽子.食道表在癌における拡大内視鏡所見と病理組織学的所見の検討.胃と腸 53:1353-1360, 2018
3)熊谷洋一,天野邦彦,鈴木興秀,他.SECNの意義.胃と腸 53:1335-1341, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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