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増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 画像所見 胃:拡大観察
正常胃:拡大観察に必要な解剖用語
著者: 八尾建史1
所属機関: 1福岡大学筑紫病院内視鏡部
ページ範囲:P.545 - P.545
文献購入ページに移動 胃粘膜の拡大内視鏡所見は,微小血管構築像〔microvascular(MV)pattern〕と表面微細構造〔microsurface(MS)pattern〕から成り立っている.正常胃粘膜の拡大内視鏡所見は,部位(胃底腺粘膜と胃幽門腺粘膜)により大きく異なるので,それぞれについて解説する.なお,狭帯域光観察(narrow-band imaging ; NBI)を併用した拡大内視鏡観察では,ごく表層の解剖学的所見しか視覚化されないので,粘膜表層の腺窩までの深さの解剖学構造について言及する.
参考文献
1)八尾建史.第8章NBI併用胃拡大内視鏡所見の成り立ち—腺上皮において狭帯域光は解剖学的に何をどのように視覚化するか? 八尾建史.胃拡大内視鏡.日本メディカルセンター,pp75-87, 2009
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