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増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 画像所見 腸
縦走潰瘍
著者: 平井郁仁1
所属機関: 1福岡大学医学部消化器内科学講座
ページ範囲:P.556 - P.556
文献購入ページに移動CDに典型的な縦走潰瘍を認めれば,CDの確定診断が可能であるが,他の疾患の除外が必要である.虚血性腸病変では縦走潰瘍を高頻度に認めるが,発症や臨床経過が異なることや急性期における縦走潰瘍の周囲には高度の発赤と浮腫性変化を認めることが多い.潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis ; UC)でも虚血やサイトメガロウイルス(cytomegalovirus ; CMV)感染などを合併すると縦走潰瘍を認めることがあるが,その周辺粘膜はUCに特徴的な炎症像を呈する.
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