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増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 疾患 胃
スキルス胃癌
著者: 長浜隆司1
所属機関: 1新東京病院消化器内科
ページ範囲:P.608 - P.608
文献購入ページに移動“スキルス胃癌”は現在,臨床的には「胃癌取扱い規約」に準じて“著明な潰瘍形成も周堤もなく,胃壁の肥厚・硬化を特徴とし,病巣と周囲粘膜との境界が不明瞭なもの”と定義され,びまん浸潤型の4型に分類されるが,他にびまん浸潤型胃癌,LP(linitis plastica)型胃癌などさまざまな呼称で用いられる.スキルスの語源は約2,500年前,ヒポクラテス(紀元前460年頃〜紀元前370年頃)が“硬い物”という意味で用いており,Laennec(1812)やMuller(1838)のころからスキルスは癌の一型として記載されるようになっている.
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