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文献詳細

雑誌文献

胃と腸57巻5号

2022年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 疾患 十二指腸

胃上皮化生(腺窩上皮化生)

著者: 高橋亜紀子1 小山恒男1

所属機関: 1佐久医療センター内視鏡内科

ページ範囲:P.621 - P.621

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 十二指腸の胃上皮化生が存在することは,1923年にNicholson1)によって初めて報告された.胃底腺型と腺窩上皮型があり,前者は異所性胃底腺と同様のため,本稿では腺窩上皮化生を解説する.
 腺窩上皮化生は境界明瞭な平坦隆起を呈することが多く,その境界が明瞭なことから上皮性腫瘍との鑑別が必要である.腺窩上皮化生は類円形で,NBI(narrow band imaging)拡大観察にて整形な表面構造を呈する.一方,上皮性腫瘍では形は不整形で,NBI拡大観察にて不整な表面構造を呈する.

参考文献

1)Nicholson GW. Heteromorphoses(metaplasia)of the alimentary tract. J Path Bact 26:399-417, 1923

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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