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増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 疾患 下部消化管
CEAS(chronic enteropathy associated with SLCO2A1 gene)
著者: 梅野淳嗣1 鳥巣剛弘1
所属機関: 1九州大学大学院医学研究院病態機能内科学
ページ範囲:P.651 - P.651
文献購入ページに移動小腸病変の好発部位は中部〜下部回腸であり,X線造影検査では腸間膜の付着位置と関係なく存在する非対称性の変形が特徴である(Fig.1)1).多発狭窄を有する症例では囊状の拡張がみられる.内視鏡所見は輪走,斜走および縦走する浅い潰瘍が特徴的である(Fig.2a)1).潰瘍の辺縁は整であり,周囲の粘膜の浮腫性変化は軽度である.病変の瘢痕化に伴いらせん状の変形,偽憩室や求心性の狭窄を来す(Fig.2b).
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