文献詳細
文献概要
増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 疾患 下部消化管
細菌性腸炎
著者: 朝山直樹1 永田信二1
所属機関: 1広島市立安佐市民病院消化器内科
ページ範囲:P.658 - P.659
文献購入ページに移動 細菌性腸炎の原因として頻度が高いものはCampylobacter,Salmonella,Vibrio,病原性大腸菌である.これらのうち,CampylobacterとSalmonellaは粘膜侵入型細菌であり,高頻度に大腸病変を来す.臨床像は類似するが,血便を来す頻度が高く,他疾患との鑑別のため内視鏡検査が行われる機会が比較的多い.特徴的な内視鏡像は,粘膜内出血と浮腫である.
参考文献
文献
1)大川清孝,上田渉,青木哲哉,他.カンピロバクター腸炎とサルモネラ腸炎の臨床像と内視鏡像の検討.Gastroenterol Endosc 60:981-990, 2018
2)上野義隆,田中信治.小黄色斑(small yellowish spot).胃と腸 52:660, 2017
参考文献
1)大川清孝,上田渉,青木哲哉,他.カンピロバクター腸炎とサルモネラ腸炎の臨床像と内視鏡像の検討.Gastroenterol Endosc 60:981-990, 2018
2)辻川知之,馬場重樹.感染性腸炎—カンピロバクター腸炎,サルモネラ腸炎.消内視鏡 29:65-70, 2017
3)清水誠治,小木曽聖,富岡秀夫,他.潰瘍性大腸炎,クローン病,過敏性腸症候群と鑑別を要する疾患—腸管感染症を中心に.日本大腸肛門病会誌 71:494-505, 2018
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