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増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 疾患 全消化管
若年性ポリポーシス症候群
著者: 川崎啓祐1 鳥巣剛弘1
所属機関: 1九州大学大学院医学研究院病態機能内科学
ページ範囲:P.667 - P.667
文献購入ページに移動ポリープは数個〜300個で,大腸,胃,小腸の順に多く,症状としてはポリープによる出血,重積,蛋白漏出性胃腸症以外に先天奇形(精神運動発達遅延,心血管奇形,停留睾丸など)の合併もみられる.また,消化器癌(胃癌,大腸癌,小腸癌,膵癌)発症の高リスク群でもある.①大腸に5個以上のJPが認められる,②消化管の2臓器以上に複数のJPが認められる,③家族歴を有しかつJPが認められる,④胃に10個以上のJPが認められる,のいずれかを満たせばJPSと診断される2).
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