icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸57巻5号

2022年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 分類・定義 食道

日本食道学会拡大内視鏡分類(扁平上皮癌)

著者: 櫻井裕久1 石原立1

所属機関: 1大阪国際がんセンター消化管内科

ページ範囲:P.676 - P.677

文献購入ページに移動
本分類について
 食道癌の術前深達度診断は,治療方針決定のために重要である.「食道癌に対するESD/EMRガイドライン」1)においても術前診断には,非拡大内視鏡に加えて拡大内視鏡などによる精査が推奨されている.2012年9月に作成された日本食道学会拡大内視鏡分類2)3)は,拡大内視鏡観察により上皮乳頭内血管ループ(intra epithelial papillary capillary loop ; IPCL)の変化を読み,癌の診断および深達度診断を行う分類であり,本邦で広く認知され普及している.

参考文献

1)石原立,有馬美和子,飯塚敏郎,他.食道癌に対するESD/EMRガイドライン.Gastroenterol Endosc 62:221-271, 2020
2)Oyama T, Inoue H, Arima M, et al. Prediction of the invasion depth of superficial squamous cell carcinoma based on microvessel morphology:magnifying endoscopic classification of the Japan Esophageal Society. Esophagus 14:105-112, 2017
3)石原立,飯石浩康.表在食道癌の拡大内視鏡診断—日本食道学会分類に則った血管構造の読み方.Gastroenterol Endosc 56:3818-3826, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?