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文献詳細

雑誌文献

胃と腸57巻5号

2022年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 分類・定義 食道

食道裂孔ヘルニアの分類

著者: 阿部圭一朗1 郷田憲一2

所属機関: 1獨協医科大学医学部内科学(消化器)講座 2獨協医科大学病院消化器内視鏡センター

ページ範囲:P.686 - P.687

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定義・疾患概念
 胸腔と腹腔を分けている横隔膜には,大動脈,大静脈,食道を通す,それぞれの裂孔がある.食道裂孔ヘルニアとは横隔膜ヘルニアの一つで,食道裂孔を通じて腹腔内の臓器が胸腔内に脱出した状態であり,多くは胃の一部が脱出する.原因のほとんどが後天性であり,横隔膜食道靱帯の加齢に伴う脆弱化や肥満による胸腔内圧の上昇,あるいは外傷も原因となりうる.

参考文献

1)平嶋毅.食道の良性疾患.南江堂,pp 197-235, 1981
2)幕内博康.滑脱型食道裂孔ヘルニアの臨床的研究—診断基準と程度分類を中心に.日消誌 79:1557-1567, 1982
3)Hill LD, Kozarek RA, Kraemer SJ, et al. The gastroesophageal flap valve:in vitro and in vivo observations. Gastrointest Endosc 44:541-547, 1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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