文献詳細
文献概要
増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 分類・定義 胃
胃癌の肉眼型分類
著者: 下井銘子1 中島寛隆1
所属機関: 1公益財団法人早期胃癌検診協会
ページ範囲:P.698 - P.699
文献購入ページに移動 胃癌の肉眼型分類は,胃癌取扱い規約により定義されており,現在は2017年に発行された「胃癌取扱い規約 第15版」1)に準じて運用されている.
肉眼型の基本分類は,粘膜面からみて0型〜5型まで分類される(Table 1).癌腫の壁深達度が粘膜下層にとどまる場合に多くみられる肉眼形態を0型(表在型)とし(Fig.1a,b),固有筋層以深に及んでいる場合に多くみられる肉眼形態を1型〜5型(進行型)とする(Fig.1c〜f).表在型はさらに,日本消化器内視鏡学会の肉眼型分類を参考に改変し5種類に亜分類する2)(Fig.2)1).
肉眼型の基本分類は,粘膜面からみて0型〜5型まで分類される(Table 1).癌腫の壁深達度が粘膜下層にとどまる場合に多くみられる肉眼形態を0型(表在型)とし(Fig.1a,b),固有筋層以深に及んでいる場合に多くみられる肉眼形態を1型〜5型(進行型)とする(Fig.1c〜f).表在型はさらに,日本消化器内視鏡学会の肉眼型分類を参考に改変し5種類に亜分類する2)(Fig.2)1).
参考文献
1)日本胃癌学会(編).胃癌取扱い規約,第15版.金原出版,pp 10-11, 2017
2)川井啓市,市川平三郎,崎田隆夫,他.早期胃癌肉眼分類の再検討.胃と腸 11:30-56, 1976
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