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増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 分類・定義 腸
pit pattern分類
著者: 永田務1 鶴田修2
所属機関: 1久留米大学病院消化器病センター 2聖マリア病院消化器内科
ページ範囲:P.706 - P.707
文献購入ページに移動pitとは,粘膜表面の大きさ約50〜100μm程度の腺管開口部のことであり,その大きさ,形態,配列のパターンを観察・診断する方法がpit pattern分類である.大腸病変のpit patternに関しては小坂1)による切除後の固定標本における実体顕微鏡下での報告に始まった.1993年に拡大内視鏡(CF-200Z,Olympus社製)の開発に伴い,工藤ら2)は生体内における平坦・陥凹型の早期大腸癌に関して,実体顕微鏡・病理組織像との対比・検討のうえ,工藤分類を報告した.その後,標準的に用いられているのが,工藤・鶴田分類3)である.
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