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文献詳細

雑誌文献

胃と腸57巻5号

2022年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 病理

p53

著者: 根本哲生1

所属機関: 1昭和大学横浜市北部病院臨床病理診断科

ページ範囲:P.716 - P.716

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TP53遺伝子の機能
 ヒトTP53(p53)遺伝子は17番染色体短腕上に存在し,その産物は393アミノ酸から成る分子量53kDaのp53蛋白である.“ゲノムの守護神”とも呼ばれる,癌抑制遺伝子であり,DNA損傷のある細胞の細胞周期の停止,アポトーシス誘導により,異常な細胞の増殖を抑制し腫瘍発生を防いでいる.以下,本稿では遺伝子名としてはTP53としてイタリック表記,遺伝子産物(蛋白)名としてはp53を用いる.

参考文献

1)河内洋,小林真季,滝澤登一郎,他.食道上皮内腫瘍性病変の組織像と遺伝子異常.胃と腸 42:173-186, 2007
2)下田将之,岩男泰,亀山香織,他.炎症性腸疾患.病理と臨 37:741-747, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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