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文献詳細

雑誌文献

胃と腸57巻5号

2022年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 病理

サイトケラチン

著者: 伴慎一1

所属機関: 1獨協医科大学埼玉医療センター病理診療科

ページ範囲:P.719 - P.719

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 サイトケラチン(cytokeratin ; CK)は,細胞骨格を構成する主要線維蛋白のうち中間径フィラメントと呼ばれる一群の線維蛋白の一つである.上皮細胞の細胞骨格蛋白であり,以前から20ほどの種類があることが知られている.病理組織学的診断上,免疫組織化学的に上皮細胞あるいは細胞の上皮性性格を認識するための最もよいマーカーであるが,種々の抗CK抗体が使用されており,それぞれの特性を理解しておく必要がある1).消化管領域の病理組織学的診断では,以下のような場合に有用である.

参考文献

1)Dabbs DJ(ed). Diagnostic Immunohistochemistry:Theranostic and Genomic Applications, 5th ed. Elsevier, Philadelphia, pp 2224-2233, 2018
2)Chu P, Wu E, Weiss LM. Cytokeratin 7 and cytokeratin 20 expression in epithelial neoplasms:a survey of 435 cases. Mod Pathol 13:962-972, 2000
3)Ban S. Small hyperplastic polyps of the colorectum showing deranged cell organization:a lesion considered to be a serrated adenoma? Am J Surg Pathol 23:1158-1160, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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