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増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 病理
過誤腫
著者: 九嶋亮治12
所属機関: 1滋賀医科大学医学部病理学講座 2滋賀医科大学医学部附属病院病理診断科
ページ範囲:P.721 - P.721
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1.古典的定義
Albrecht(1904)1)は,胎生期に組織成分の組み合わせの誤りを過誤腫(hamartoma),組織の一部が異所性に迷入したものを分離腫(choristoma),と定義した.消化管で言えば,血管腫やリンパ管腫が過誤腫,異所性膵が分離腫に相当するとされていた.
1.古典的定義
Albrecht(1904)1)は,胎生期に組織成分の組み合わせの誤りを過誤腫(hamartoma),組織の一部が異所性に迷入したものを分離腫(choristoma),と定義した.消化管で言えば,血管腫やリンパ管腫が過誤腫,異所性膵が分離腫に相当するとされていた.
参考文献
1)Albrecht E. Ueber Hamartome. Verh Dtsch Ges Pathol 7:153-157, 1904
2)高橋雅英(訳).腫瘍.豊國伸哉,高橋雅英(監訳).ロビンス基礎病理学,原著第10版.丸善出版,pp 205-208, 2018
3)Sipponen P, Siurala M. Cystic “hamartomatous” epithelial polyps of the stomach. Acta Hepatogastroenterol(Stuttg) 25:380-383, 1978
4)Levine JA, Burgart LJ, Batts KP, et al. Brunner's gland hamartomas:clinical presentation and pathological features of 27 cases. Am J Gastroenterol 90:290-294, 1995
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