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増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 病理
内分泌細胞微小胞巣
著者: 海崎泰治1
所属機関: 1福井県立病院病理診断科
ページ範囲:P.733 - P.733
文献購入ページに移動胃の内分泌細胞微小胞巣(endocrine cell micronest ; ECM)は,粘膜内の内分泌細胞が腺管外に胞巣状に多発,増殖するもので,萎縮した胃底腺粘膜の粘膜深層を中心に類円形から円形,索状の増殖を示す.通常はECL細胞(enterochromaffin-like cell)が構成細胞で,高ガストリン血症に伴って高頻度に観察される.カルチノイド腫瘍(neuroendocrine tumor ; NET)の起源となる所見に相当する1).
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